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2021-08-29

最近のお仕事 「糸島移住+戸建リノベーション その②」

糸島の古家を購入予定の施主ご夫婦と日を改めてお打合せ。

糸島では現地確認がメインだったので、ゆっくりお話しするのは初めて。私の事務所に来ていただき、まずはヒアリングから。このくらいの予算で大丈夫ですか?こんなふうに改装したいけどできますか?などなど初回は皆さん聞きたいことがたくさんです。もちろん今の段階で答えられることはお答えしますが、私はまずその方自身を知りたい。

どんな環境で育ったのか、どんな学生、社会人生活を経て、なぜ糸島に家を持つのか。どんなものが好きで、これからどんな生活を望んでいるのか・・それらはご希望の本質、芯にあるものを見つける手助けになると思っています。施主にとっても、言葉にすること、相手に伝えようとすることで、「今」ここを確認する機会になっているのかもしれません。ご夫婦ともに、そんな風に思ってたの?!という新発見もあったり、これからの方向性を共有することにも繋がります。施主ご夫婦の生き方、考え方はとても面白く、聞いているうちにあっという間に数時間が過ぎてしまいました。

それからいよいよ設計がスタート。何度も打ち合わせを重ね、おおよそのプランができたところで工務店さんから、概算見積を取ることに。古い家の場合は必要な補強や廃棄物など不確定な要素が多い為、概算見積の金額だけでなく、予備費を計上しておくほうが良いです。

それから着工までの間、ごみ処理費を浮かせるために、施主とお仲間とで毎日、残置物の分別、撤去、積み込み、処理場へ、、、いったい何往復、何トン分になったでしょう。夏場の作業は想像を絶する大変さでしたが、もう何年も不要なもので埋め尽くされてた家は、新しい住まい手によってきれいにされていくことを、きっと喜んでたと思います。その様子はあまりにも..だったので写真の掲載は控えておきます。

そしていよいよ着工!工事もまた解体から始まります。建物の骨格があらわになるこの時、待ってました!

工事が始まれば、完成を待つだけ・・・そんなことは全くありません。これからが本番、山あり谷ありなのです。