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2021-08-31

最近のお仕事 「糸島移住+戸建リノベーション その③」

すぐそばの土管のある公園。昭和感がたまりません

いよいよ工事がスタート。まずは不要な壁、床を取り壊して現況を確認するところからです。築40年を過ぎ、雨漏りの跡、虫食い、朽ちてしまった梁や根太・・これらの構造は取り換えなくてはいけません。また、断熱の考えがなかった当時ですので、新しく作る壁・床・天井にスタイロフォームを入れていきます。

撤去する柱にはテープを巻く

解体をしてみてわかる傷み具合や柱の種類。まさかここが通し柱だったの?などとプラン変更しなくてはならない箇所も出てきます。そして予算的にあきらめていた天井を抜くことも、立派な梁とダイナミックな小屋組みを見ると、やっぱり頑張ってやりましょう!!と施主の気持ちも変化します。古民家や古家の場合はこういったことは毎回あります。その都度現場には変更の無理を聞いていただき、一緒に考えていただいています。私たちにとって施工者はパートナー。同じ気持ちで家づくりをしていただける事に何よりも感謝です。

この家は元々井戸がありましたが、以前住まわれていた方が増築をした際に、井戸が半分隠れていました。
今回は井戸水は使わないので、井戸を封印することに。そのための水神上げを行いました。古家は井戸があることが多いですが、やはり今までの感謝を伝えてこういった式をするのは大切なことだと思います。