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2016-03-06

COFFEEMAN OPEN!

2016.02.11  直焙煎コーヒー専門店のCOFFEEMAN、中央区六本松四丁目にオープンしました!わたしの事務所から徒歩10秒の路地です。

COFFEEMANのオーナーである江口さんとの出会いは去年の秋。
有名な豆香洞コーヒーさんで修行された江口さんは、ローストマスターズ焙煎部門の2014日本チャンピオン!独立しコーヒー専門店を開く為、場所を探して六本松へやってこられたのです。
実はこの場所、私も子供のころから良く知る場所(実家もこのすぐ側なので)。住人の方が出られ、2件並んでの空き店舗募集の張り紙を見つけて、知り合いの不動産屋さん、NewVillegeProjectの新村さんに、ご紹介したのが始まりでした。リノベーション、店舗、新築はもちろん、単に不動産を扱うだけではない幅広いスタイルが魅力の新村さん。紹介した翌週には江口さんと同じく独立開業しようとしていたマツパンの松岡さんを連れてこられました。

若く、とても実力のある二人に是非この町へきてほしいと、六本松の魅力や近所の事など、世話焼きおばちゃんのように(笑)たくさんお話しをさせていただきました。そうやって何回かお話を重ねる中で、COFFEEMANの江口さんから店舗の設計を依頼したいとのお話をいただきました。突然出会ったわたしに設計を依頼した理由について、「地元で愛されるお店になりたいから、地元を思っている方に設計をお願いしたい」と。
広い世界で認められる方が、地元を大事にする想いに心打たれ、、本当に嬉しくありがたいご縁の始まりでした。

外観|BEFORE
外観|AFTER

店舗となる、この建物の正確な築年数は不明。築60~70年くらいではとの話も・・建物の重要部分である基礎、土台、床・梁・柱、全てにおいてとても安全とは言えず、補強や補修、耐震が必須でした。このような物件はいわゆる内装会社(ビル内部のテナント店舗を得意とする)にはとても無理です。依頼先を決めるとき、木造在来工法に詳しく、大工の経験や知識が長けているところ、そして予算が少ない中でも楽しんで一生懸命対応してくれる事、を基準に考えました。

そんな厳しい条件にぴったりだったのが飯尾建設の大沼さんです笑 実は今まで仕事を一緒にしたことは無かったのですが、大沼さんの、建築大好き、楽しい事、人が好き(と、わたしには見える)な人柄、経験豊富な大工さんがいること、実績がある会社でもあることから、お願いしたいと思いました。依頼するときには、地元六本松への想いと、絶対大変だけど絶対楽しいですから!と正直に伝え、快く引き受けていただきました。
今思うと、大変さも楽しさもきっと想像以上だったのではないかな笑 でも飯尾建設さんでなければこの現場はおさめられなかったと思います。ほんとうにいいチームでした。心から感謝しています。

劣化していた床を撤去し、すべてを確認するところから始めます
柱の取替えの為、梁を仮支え
鉄筋を配し床は強固なベタ基礎に
大工さんの力作!収納箱階段
オランダからやってきたGIESENの焙煎機
レトロな喫茶店をイメージした店内

今回も工事中はたくさんの方にご協力いただきました。工事・家具・塗装・インテリア・小物ひとつまですべてにおいて皆さんのご協力と思いが詰まっています。そんなCOFFEEMAN、オープンと同時に大盛況で嬉しいかぎりです。コーヒー、本当においしいので是非行かれてみて下さい。お隣のマツパンさんのパンもさすがの絶品です!!
出会えた事、今後も益々楽しみなつながりが生まれたことに、本当に感謝です。ありがとうございました!

COFFEEMAN
810-0044 福岡市中央区六本松4-5-23(路地裏)
TEL&FAX 092-738-7051 / 営業時間:8:00 – 20:00