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2017-03-29

築100年の古民家再生

庭を見ながら料理がしたいというご希望により、大座敷をダイニングキッチンに
桜や雪柳、裏には竹林が。先人の庭への思いを受け継いでなるべく荒らさずに
広縁は 中と外の中間のような恰好の遊び場。キッチンから子供たちを見守ります。
漆喰はすべて塗り替え、裏玄関も新設。薪ストーブの煙突も新たに加わりました。
玄関スペース 古材の杉板を天井に。壁は墨をまぜた左官材料で仕上げ
薪ストーブ用の薪は自分たちで
リビングの天井は抜いて大梁を現しに。柿渋を塗っています
リビングからキッチンまでは一空間に
元々の建具はできる限り修繕して再利用を
ご主人の書斎は落ち着く色味を
二階の壁仕上げはDIYで後施工
欄間を間接照明にリメイク
建具のガラス、細工の美しさ

築100年を超える、古民家の再生工事です。

建て直す場合、リノベーションをする場合の工事費用、税の控除、補助金など比較検討をし、古民家再生工事をスタートしました。耐震改修、温熱環境の改善を行い、古民家特有の「寒い、暗い、危ない」を解消し、昔の素晴らしい意匠を持つ、欄間や建具などは修復して再利用しています。そこに、施主の個性をエッセンスとして加え、古民家の圧倒的な存在感とのバランスを重視しました。
またこれからまた100年、住み継がれていくように、願いをこめて。